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2016年2月2日火曜日

連合茨城医福労連第19回定期総会・学習会

 連合茨城医福労連とは、医療に携わる職場の労働組合を傘下にもつ、電機連合・自治労・ヘルスケア労連の3つの産別で組織し、特に医療に特化した様々な取り組みをしています。

舘野議長挨拶(ヘルスケア労協)
1月25日(月)午後2時~茨城県労働福祉会館大会議室において第19回定期総会・学習会を開催しました。電機連合・自治労・ヘルスケア労協から約50人が参加しました。

  総会では医福労連を代表し舘野議長(ヘルスケア労協)、連合茨城和田会長の挨拶のあと、民主党郡司 彰参議院議員から来賓の挨拶を頂きました。その後、2015年度経過報告、2015年度会計報告、2016年度活動方針(案)、2016年度予算(案)について承認、決定されました。
学習会・講師 平川則夫氏(連合総合政策局長)
 
総会後の学習会では「2016年度診療報酬改定について」と題し、連合総合政策局・平川 則男総合局長を講師に招き、現在、中央社会保険医療協議会(中医協)で議論されている診療報酬改定について講演を行いました。平川総合局長は、中医協1号側委員(医療に要する費用を支払う「支払い側」)であり、2号(医師会等の診療側)、3号(学者、健保連、看護協会等の公益委員)と議論うを行っています。
平川総合局長は、被保険者として医療費を支払う立場を代表する一方で、医療現場の労働者の声に耳を傾ける立場でもあります。講演の中でも「医療安全を主軸として、患者の安全を守る立場から質の高い看護を求めなければならない。中医協総会で議論となった看護職員の月平均夜勤72時間ルールについて、現行要件の緩和に強く反対している」と述べていました。
学習会の質疑でも、県立中央病院から夜勤実態の報告があり、「夜勤従事者の不足から月の夜勤回数が14回、15回に達する看護師もおり、月平均72時間の要件もぎりぎりで回している。患者の安全と職員の健康が危ぶまれる状況になっている。」と切なる報告を受け、中医協への意見反映を確認して学習会を終了しました。