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2016年6月26日日曜日

平和行動inオキナワ


 6月23日(木)から25日(土)の期間、今年の連合平和運動のスタートとなる「2016平和行動 in 沖縄」が開催され、連合茨城からは9名が参加しました。23日は午後3時より那覇市民会館で開催された「2016平和オキナワ集会」に出席しました。集会は、第1部は『語り部から学ぶ次世代への継承と沖縄の現状』をテーマに崎原真弓さんからの講演、第2部は平和式典が行われ、連合の逢見事務局長などから挨拶がありました。
 24日は連合沖縄青年委員会メンバーのガイドによる「ぴーす・フィールドワーク」と、「米軍基地の整理・縮小と日米地位協定の抜本的見直しを求める集会」が行われ、集会後は県庁前から牧志公園に向けて、国際通りをデモ行進しました。参加者たちは、戦時中に集団自決のあった鍾乳洞「チビチリガマ」米軍上陸の地である「渡具知海岸」など実際に現地に足を運び自分の目で耳で学習し、戦争の悲惨さ、平和の尊さを改めて認識することとなり、今後の平和活動を推進するための良い機会となりました。


2016連合平和行動「オキナワ平和集会」報告

日立建機労働組合土浦支部 鈴木隆之

今回初めて「オキナワ平和集会」に参加させて頂き、沖縄県で起きた戦時中の歴史や、現在、沖縄県が背負わされている負担などについて、地元の現場で勉強することによって、より知識を深めることができ、改めて戦争の悲惨さや、平和の尊さについて肌で実感しました。また、沖縄の方々の生の声を聞き、地元の方々の本音を知る事ができました。
特に、2日目のピース・フィールドワークで案内役を務めて頂いた連合沖縄の青年達が、「沖縄の人の多くは、基地を賛成とも反対とも思っていない。米軍にも良い人はたくさんいるし、基地の中で年に数回行われるイベントを楽しみにしている。」と言っていたのが印象に残りました。今後は、この貴重な体験を一人でも多くの人達に伝えていきたいと思います。


自治労 浅野 進太朗

私が今回の行動で特に印象に残ったのは、フィールドワークで訪れた「チビチリガマ」です。「ガマ」とは「洞窟」のことで、沖縄戦では大勢の住民がガマに避難しました。その中でもチビチリガマは集団自決により85名もの方が命を落とした、悲劇の場所です。ガマの入り口にある「平和の像」に献花をし、入り口に目を向けると、そこには遺族の方が設置した「ここから先は、墓となっていますので立ち入りを禁じます。ガマの中には、私たち、肉親の骨が残っています。皆様が、ガマに入って私たちの肉親を踏みつぶすことを私たちは我慢できません。」という看板がありました。私はその看板を見て衝撃を受けました。亡くなった方々は肉親の元には未だに帰れていない-「戦後」70年と言われているが未だに戦争は終わっていない-そう感じました。
私が沖縄で見たこと・聞いたことを一人でも多くの人に伝え、平和への想いを共有することが真の世界平和につながると感じた3日間でした。


女性委員会  大串 早代子

 623日(木)から25日(土)まで沖縄にて『2016年平和運動「オキナワ平和集会」』に参加しました。関東では梅雨入りに入り雨の中の出発でしたが、那覇空港に着き飛行機を降りた時、「暑い」と一言。気温33℃、強い日差しをあびました。初日は那覇市市民会館での「平和オキナワ集会」の参加。「第1部語り部から学ぶ次世代への継承と沖縄の現状」戦争は米軍と日本軍との戦いだけでなく民間人の命までも奪い、沖縄戦では20数万人もの命を奪った。語り部から平和の大切さを考えさせられました。「過去は変えられないが未来は変えられる」1人1人が平和とは戦争とは何かを知り未来に向けて何が出来るかを考え、行動することを考えていこうと思いました。2日目は「ピースフィールドワーク」への参加。道の駅かでなでの高台から嘉手納基地の見学、チビチリガマでの献花、嘉数高台から普天間基地の見学、集団自決がなぜ行われなければならなかったのか、日本軍と日頃の皇民化政策による「死の教育」が存在していたとのこと。また、沖縄県に在日米軍施設面積が74%もまだ集中していること、なぜ沖縄にこんなにも多くの米軍施設を置かなければならないのかと疑問を持ちながら1日の見学が終わりました。その後、集会「在日米軍基地の整理・縮小!日米地位協定の抜本的見直し!」を求めるデモ行進が行われました。今回参加された皆様と3日間交流し、親交を深めることが出来、貴重な体験となりました。ありがとうございました。


鹿行地域協議会 (基幹労連 伊藤 貴行)


2016平和行動IN沖縄」の「オキナワ集会」に出席し、語り部の崎原真弓さんに「次世代への継承と沖縄の現状」について講演して頂き沖縄で起きた陸上戦やその後に背負わされた負担が地元にとってどれだけ大きい事なのかを聴講し、改めて平和の尊さを考えさせられました。この集会に参加した事で、現地の方々の声を聞き、今後の平和活動を推進するためのよい機会となりました。
「ピース・フィールドワーク」では、連合沖縄青年委員会メンバーにガイドして頂き、普天間基地代替地である辺野古湾や道の駅「かでな」の高台で嘉手納基地、嘉数高台から普天間基地の見学を行い、沖縄の負担について勉強させて頂きました。また、米軍上陸の地である「渡具知海岸」も見学し、戦時中に集団自決のあった鍾乳洞「チビチリガマ」では献花を行い、戦争が引き起こす悲惨さを再認識しました。
米軍基地の整理・縮小と日米地位協定の抜本的見直しを求める集会」では、県庁前から牧志公園に向けて、国際通りをデモ行進しました。
今回、初めて連合平和行動に参加させて頂き、いつも放送でしか見ていなかった沖縄県の現状を、実際に現地に足を運び、自分の目で、耳で学習することができ、貴重な体験をする事ができました。私が沖縄で感じた「平和への想い」を一人でも多くの仲間に伝えたいと思います。