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2018年5月14日月曜日

内山会長ブログ「内山会長の部屋」始動!   第1回目は「働く者のための働き方改革」の実現をめざして


「働く者のための働き方改革」の実現をめざして

連合茨城会長 内山 裕

 今年のゴールデンウィークは、皆様、如何お過ごしになりましたか。毎年、国内・海外の観光地へ向かう方、実家に帰省される方等々、マイカーで移動される方々は高速道路の渋滞に巻き込まれながらも、それぞれに充実した連休を過ごされた方々。一方で、そんな皆さんを迎えるために、様々なシーンでお仕事に励まれた方など、ゴールデンウィークはいろんな一面を覗かせてくれます。
また、連休中も様々なニュースがありました。TOKIOの会見もありました。受け止め方は様々だと思います。政局も、いろんな出来事がありました。連休中とあって、国会は休会中でありましたが、相変わらずモリ・カケ問題や総理秘書官の証人喚問の在り方について、野党が主張されるように、一連の問題は政府・与党に説明責任を果たしてもらわなければなりません。そういう中で、「民進党」と「希望の党」が合流して新しい政党として、5/7()に「国民民主党」が結党されました。
昨年10月の衆議院議員選挙時に、本来は民進党所属の衆議院議員の皆さんは、希望の党に移るはずが、排除の論理でバラバラになってしまい、民進党・立憲民主党・無所属の会と分かれてしまいました。今回の「国民民主党」の立ち上げにあたっては、バラバラになった仲間がもう一度再結集されて、与党に対峙できる二大政党制の実現に向けて動き出すことを期待していましたが、それは叶いませんでした。
国会では、野党が審議拒否を続けていた中で、政府・与党は「働き方改革関連法案」の審議を始めてしまいました。野党が審議拒否で国会に出てこないと言うのは、永田町の理屈であって、国民には全く理解がされません。本国会の最重要法案である「働き方改革関連法案」は、政府提案の内容を到底容認する事は出来ません。高度プロフェッショナル制度の創設が盛り込まれていますし、自動車運転業務に従事される方々への対応など、連合は一貫して反対の姿勢を示しています。国会も、連休明けから正常化され、いよいよ本格的な論議に入るものと思います。国民民主党は、5/8()に「働き方改革関連法案」の対案として「安心労働社会実現法案」として国会に提出し、5/9()の厚生労働委員会で趣旨説明を行い、具体的な法案審議がスタートしました。十分な論議を尽くして頂けるように、注視していきたいと思います。

 政党に対して皆様も、いろんな意見を持たれていると思いますが、私達「働く者のための働き方改革」を実現するために、前回も書きましたが「働き方」を改善できるのは、職場を熟知している労使だけです。健全な労使関係に基づいた取組みが、労働者・企業・社会を豊かにしていくと言う、労使機能の重要性を「働き方改革」を通じて、改めて社会に発信していく事が、私たち組織労働者に課せられた使命であると思います。すべての働く仲間の視点たち、連合茨城に結集する皆さんと、幅広い論議を行いながら、働く者の声を国政に届ける取組みを展開していかなければなりません。
 
 すべての働く仲間の「底上げ」が図れるよう、連合茨城に結集する皆さんとの心合わせを図りながら、粘り強く取り組んで参りたいと思います。ともに頑張りましょう!!