「すべての働く仲間のために。
次の時代に繋ぐ運動を展開しよう!」
連合茨城会長 内山 裕
新年明けましておめでとうございます。健やかに新春をお迎えになられた事とお慶び申し上げます。 旧年中は、連合茨城の各種取組に対しましてご理解とご協力を賜り心から感謝と御礼を申し上げます。
早いもので、連合茨城会長に選出を頂いて、2年が経過致します。この間、構成組織・地区協・友誼団体等、様々な場面に参加をさせて頂き、多くの皆さま方に接する中で、貴重な経験をさせて頂きました。
本年も、定期大会で確認いただいた活動方針に沿って、連合茨城の一層の前進を期して参りたいと思っております。引き続きましての、ご支援ご協力を宜しくお願い致します。
さて、昨年12月9日(日)施行されました、茨城県議会議員選挙におきましては、連合茨城組織内候補者4名、推薦候補者3名に対するご支援ご協力を賜りました事に、心から感謝を申し上げます。選挙結果については、既にご承知の通りでありますが、今回の選挙戦を通じて組織としての取組み方、政党との関係等、新たな課題も浮き彫りとなりました。それらの課題については、一つ一つ冷静に分析をしながら整理しなければならないと思っております。連合茨城としての組織力を高めていく上で、組織運営のあり方等、構成組織・地域協議会のご意見も踏まえながら、今後の活動に活かせるよう総括をしなければならないと思っております。
新しい年を迎えました。今年は、1月20日(日)施行予定の「かすみがうら市議会議員選挙」を皮切りに、4月の「第19回統一地方選挙」、7月の「第25回参議院議員選挙」と続いて参ります。私達の生活を向上させていく上で、政策・制度課題改善の取組み、所謂、政治活動は必要不可欠であります。そのために、連合茨城の政策を実現していくためにも、各種選挙において私たちの推薦候補者と政策協定を締結し、連合茨城一丸となって強力に取組みを展開して参りますので、組合員皆様の絶大なるご支援ご協力を宜しくお願い致します。 また、昨年の第196回通常国会で可決・成立された「働き方改革関連法案」によって、本年4月1日より、①罰則付きの時間外労働の上限規制や、②年次有給休暇の取得促進に関する使用者の付与義務などの、「改正労働基準法」が施行されます。長時間労働を是正し、組合の有無にかかわらず、すべての職場でのより良い働き方の実現を目指し、「36協定の適切な締結」など、職場における取組みの徹底と共に、地域や社会における機運の醸成を通じて、働く人たちのセーフティネットづくりを目指す取組みとして、「クラシノソコアゲ応援団!RENGOキャンペーン」第4弾の取組みとして「Action!36キャンペーン」を展開していきます。連合は3月6日を「36協定の日⦅36(サブロク)の日⦆」として、日本記念日協会に登録をしました。取組みにあたっては、未組織労働者の組織化も視野に入れ、職場における長時間労働是正に関する取組みの徹底を図り、春季生活闘争も活用しながら改正内容の周知・徹底を図っていきます。
組織強化・拡大を図り、働く者の団結力をさらに高めて、連合茨城に結集するすべての組合員の皆さんに、地域の皆さんに、連合茨城の運動の理念が伝わる努力をしていかなければならないと思っております。
1989年12月7日、加盟45産別、組合員数144,842人で連合茨城が設立され、本年12月で「連合茨城結成30周年」を迎えます。取り巻く環境は決して容易なものではありません。いつの時代も労働運動は、より良い職場、より良い社会に向けた変革の原動力でなければなりません。その先頭に立つ連合に結集する私たちには、組織力・政策力・発信力に一層磨きをかけ、すべての働く仲間のために、次の時代に連合運動を繋いでいくことが求められます。
課題は山積していますが、一つ一つ丁寧に、確実に前進するために執行部を先頭に、加盟組織との心合わせを図りながら邁進して参りますので、本年も変わらぬご支援ご協力を賜ります様心からお願い申し上げ、新春のご挨拶と致します。
2019年1月1日