「すべての働く仲間の安心・安全に繋げる取り組みを展開!」
連合茨城会長 内山 裕
新年明けましておめでとうございます。健やかな新春をお迎えになられた事とお慶び申し上げます。
旧年中は、連合茨城の各種取組に対します、ご理解とご協力を賜り心からの感謝と御礼を申し上げます。
本年も、定期大会で確認いただいた活動方針に沿って、連合茨城の活動の前進を期して参ります。引き続きましての、ご支援ご協力を宜しくお願い致します。
【「コロナ禍」を社会全体で乗り越える】
昨年を振り返りますと、国内はもとより世界中が新型コロナウィルス感染症と言う目に見えない脅威にさらされ、社会全体に大きな混乱を招き、経済活動の制約・自粛の流れが強まることとなりました。労働環境を取り巻く情勢も厳しさを増す中で、国民の将来不安が一層強くなっています。今後の見通しとしては、感染症の抑制、ワクチンの開発状況、グローバル経済の動向の影響もあり、極めて不透明な状況が続くことが危惧されます。一日も早く、安心・安全な日常生活が送れるよう、政府の的確な政策実行は勿論のこと、ひとり一人に出来ることをやりきりながら、社会全体で乗り越えていきましょう。
【「ニューノーマル」への対応】
2021年が幕を開けました。「コロナ禍」の中で、日常生活も労働環境も様変わりをしてきています。「ニューノーマル(新しい生活様式)」と言われている中で、働き方にも変化が見られています。テレワークやリモート会議等、これまでも課題として挙げられていたものが「コロナ禍」によって、急速に取り組みが拡大されてきました。
しかしながら、全ての業種・業態で導入できることばかりではありません。医療・福祉、小売・流通、交通・運輸、役所等に代表される職場で働く仲間の皆さんをはじめ、社会や国民生活を維持するため最前線でご奮闘されている方々への、心からの敬意と感謝の意を表すると共に、そうした職場での労働安全衛生対策の徹底にも、万全を期さなければなりません。
ニューノーマルの中で、公務・民間、企業規模、雇用形態にかかわらず、安心・安全に働くことのできる職場環境の構築を整備していくことが求められており、連合茨城としても構成組織の皆さんと一層の意思疎通を図り、何が出来るのかを模索しながら、すべての働く仲間の安心・安全に繋げる取り組みを展開していきたいと思っております。
【心合わせを大切に邁進】
そして、2021春季生活闘争の取り組みについても、感染症対策と経済の自律的成長を両立していくためには、雇用の確保を大前提に労働条件の改善による消費の喚起・拡大が不可欠であると考えます。取り巻く情勢は、これまでにない難しい環境下での春季生活闘争となりますが、茨城のナショナルセンターとしての自覚を持って、構成組織・地域協議会との一層の連携を図り、すべての働く仲間をまもり、つなぐための集団的労使関係の追求と、社会に広がりのある運動の推進を第一義とした取り組みを展開して参ります。
政策・制度改善の取り組みについても、今年10月の衆議院任期満了までに必ず第49回衆議院議員選挙が施行されます。連合組織内議員「浅野さとし」衆議院議員(茨城5区)、「青山やまと」衆議院議員(茨城6区)の小選挙区での勝利と、立憲民主党茨城県連との連携も図りながら取り組んで参ります。
今年は、未曾有の災害であった東日本大震災から10年が経過します。各種共済への加入の見直しも含めて、自然災害へ備えを見つめ直すことが必要であると思います。
各種課題は山積していますが、一つ一つ丁寧に、確実に前進が図れるよう決して平坦な道のりではありませんが、執行委員会を始めとして、加盟組織との心合わせを図りながら邁進して参いります。
本年が加盟組織の更なる飛躍、発展と、働く仲間の皆様のご健勝とご多幸をお祈り申し上げますと共に、連合茨城に対します変わらぬご支援ご協力を賜ります様、心からお願い申し上げ新春のご挨拶と致します。
2021.1.5