はじめに、選挙戦終盤の7月8日(金)に、奈良県での街頭演説中に安倍元総理が襲撃され、お亡くなりになるという極めて残念な事件が発生しました。極めて残念であると共に、決して許されるものではありません。安倍元総理のご冥福を心からお祈り申し上げます。
連日の猛暑が続く中、6月22日(水)公示、7月10日(日)投票による「第26回参議員議員選挙」が行われました。この間、ご支援ご協力をいただきました全ての皆様に心から感謝を申し上げます。
この度の参議院議員選挙は、連合茨城組織内議員「ぐんじ彰」参議院議員が、働く者の代表・生活者の代表として4期24年間守り抜いてきた議席を如何に後継者に繋げるか。「ぐんじ彰」参議院議員が築き上げてきた道筋をしっかり継承していくことが出来るか、正に連合茨城の組織力が問われる選挙と位置付けて取り組んできました。
選挙戦に臨むにあたり、茨城選挙区は定数2議席であり「ぐんじ彰」参議院議員と共に、自民党現職もご勇退の意向を示され、新人8名が出馬するという候補者乱立の様相を呈した中で、支援政党である立憲民主党・国民民主党との連携は必要不可欠との考えから、両党県連との協議の場を設置し、三者による統一候補として纏まる事が出来ないものか、様々な視点から論議を重ねてきました。
その結果、立憲民主党・国民民主党の両党に大きな決断をしていただいた中で、連合茨城として組織内候補として擁立を決定した「堂込まきこ」氏を三者の統一候補として、2党1団体が1つになって支援活動を展開することが出来ました。
連合茨城構成組織の組合員・ご家族の皆さんを始めとし、県民の皆様の大きなお力添えによって、新人の「堂込まきこ」候補は197,292票を獲得し「ぐんじ彰」参議院議員の後継者として議席を獲得することが出来ました。ご支援ご協力をいただきました全ての皆様に心から感謝を申し上げます。
比例代表については、連合として立憲民主党から5産別、国民民主党から4産別が連合組織内候補として擁立しました。結果は、立憲民主党から擁立した5産別は全員当選を果たせましたが、国民民主党からの4産別は電機連合の組織内候補が次点となり、極めて残念な結果となりました。
連合が支援する立憲民主党・国民民主党の支持率の低下もありますが、働く者の声・生活者の声を国政に届けるために、連合は組織内議員を擁立し、それぞれの産業が抱える課題、行政が抱える課題の解決を図ることを目的として、連合が掲げる政策制度課題の改善を図るために、国政を始め各級議会に議員を送り出しています。
私達の生活は、物価高騰・円安等から様々な生活物資の値上げ、6月からは年金支給額も減額となっており厳しさは増すばかりです。連合は、厚生労働省が実施した令和3年度の労働組合基礎調査で推定組織率が16.9%という状況の中で、全ての労働者の代表と言えるのか、という指摘もありますが、未組織の働く仲間の皆さんは、集団的労使関係が構築されていない中で、自分達の声を届ける事が出来ません。その役割を果たせるのは連合であると思います。生活の維持・向上のために、私達の生活を考えれば「政治に無関心でも、政治と無関係にいられない」ということを改めて考え直すことが必要ではないでしょうか。
今回の参議院議員選挙の取り組みの纏めについては、様々な角度から十分検証を加えると共に、各加盟組織からのご意見・ご要望を踏まえながら纏めていきたいと思っております。
何れにいたしましても、この度の参議院議員選挙にお寄せいただきましたご支援に心から感謝を申し上げます。そして「堂込まきこ」参議院議員に対するより一層のお力添えをいただけますよう、お願い申し上げます。