連合茨城からは19名が参加しました。
女性委員会 濱野扶美子
私は、9月8日から10日まで「平和行動in根室」に参加してきました。はじめての平和行動への参加でした。
特に印象に残ったのは「北方四島交流センタ-(ニホロ=日本・北海道・ロシア)」で学んだ北方領土問題の事実です。
今から72年前の1945年にライフルを構えたソ連(ロシア)兵達が、突然島に上陸し、金品や家を奪いました。日常の生活が突然奪われてしまったのです。
恐ろしい監視の目から逃れる為に、荒れた海の日を選んで暗闇の中小舟で島を脱出し、命を落としてしまう家族もあったそうです。
その一方で、島民が日本へ送還されるまでの二星霜は、島で日本人とロシア人が仲良く民間交流をしていた事実もあります。日本人がロシアの歌を歌ったり、一緒にダンスをしたり、お互いに好意を持ったり・・・人の心には国境はないのだなと感じました。
これからの時代は、心と心の交流で見えない鉄のカーテンを溶かしていけたらいいなと思いました。
「ノサップ集会」は生憎の雨天でしたが、納沙布岬に立つと3.7kmしか離れていない歯舞群島の一つである貝殻島が見えました。近くにある故郷に帰りたくても、帰れない。元島民の方の心の叫びに胸が詰まる思いがしました。
私は、今回の平和行動を通して見聞きした事を自分の周りの人に伝えてゆかねばならないと感じました。
そして、もっと日本中の人達に北方領土の問題の事を知ってもらいたいと思いました。