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2018年7月6日金曜日

男女平等参画推進フォーラム・分科会 子育ては女性の仕事?~固定的性別役割分担意識について考えよう~

グループディスカッションの様子
7月6日(金)、男女平等参画フォーラムの第2部は出席者が3つのグループに分かれて分科会を行いました。
 「家庭内から、男女の固定的性別役割意識を考えてみよう」ということで、1つのモデルケースについてグループディスカッションを行いました。

【家族設定】
 A子(会社員)は夫(公務員)・子(2歳・保育園児)の3人家族。自宅近くには夫の両親(父・自営業、母専業主婦)が住んでいる。

  • 保育園へ緊急連絡先の提出をします。A子さんは連絡先の優先順位をどうつけると思いますか?その理由はどうしてですか?
  • A子さんは、1・母携帯、2・父携帯、3・祖父母自宅に記載しました。実際、子どもが発熱し、1~3の順でかけたが、出なかった。あなたが保育士ならどこにかけますか?
  • 1番多かった連絡先について、理由を考えてみてください。この出てきた理由について、ここから見えてくる問題点を考えてみてください。

このような、設定で話し合い、下記のような意見が出てきました。 
【男女の固定的性別役割意識について】
第1分科会発表者西野さん(電力総連)
(第1分科会)
  • 家庭内のコミュニケーションを大切に
  • 育児に対する固定観念を払拭しよう
  • 社会全体の意識を改革しよう
(第2分科会)
  • 国・自治体に・・・男性・女性に関わりなく働きやすい環境づくりと法整備を!!
  • 使用者に・・・・・雰囲気づくり
  • 自分では・・・・・今の立場で出来ることから各家庭で話し合おう!!
(第3分科会)
  • 社会全体の意識改革が必要。
  • 職場で周囲から育児参加をすすめていく。(お互い様の気持ちでフォローしあう)
  • 管理職に対する意識付けの機会の必要性を感じる。そのために、子育て、介護に関するセミナーの開催を、労働組合からの働きかけで、周知していくことが必要。

「育児はお母さんの仕事」という風土が根強くあるように思います。家庭内では育児の情報交換を行い、協力し合いながら子育てする、また社会全体で子どもを育てていく仕組みづくりが必要だと感じました。
参加者のみなさん