「いつ・どこで・発生するか分からない」自然災害への備えは万全ですか?
連合茨城 会長 内山 裕
今年は、例年になく梅雨明けが早かったですね。そして、これまで経験したことのない猛暑が連日続きましたが、皆さん体調は如何ですか。この原稿を書いているのは、9月3日です。今週の週間天気予報ではまだ暑さが続きそうです。
今年4月から熱中症で救急搬送された患者数は、7月中旬の速報値で21,000人を超えています。対前年同時期比111%となっています。水分補給、冷房機器の上手な使い方等、十分気を付けましょう。
地球温暖化と言われて久しいですが、今年も地震・台風・竜巻・雹・雷等、各地で様々な自然災害が発生しています。豪雨災害等では尊い命が奪われました。心から哀悼の意を捧げます。そして、被災された全ての皆様に、心からお見舞いを申し上げます。
直近でも、6月29日から7月8日に発生した、西日本を中心とする豪雨災害によって、甚大な被害が発生してしまいました。現在も、復旧活動やボランティア活動が懸命に取組まれています。
連合も、被災3県に対してボランティア派遣や義援金カンパの取組みを展開しています。継続して展開していきますので、引き続きご支援ご協力を宜しくお願い致します。
また、今年は6月に入り台風の発生が多くなり、7月末には台風の発生数が12個となりました。中でも、6月29日に発生した台風7号は、平成最悪の被害をもたらしました。8月に入ってからも、断続的に台風が発生し、過去最も多かった1960年・1966年の10個に次いで、統計史上2番目に多い9個発生しました。現在、台風21号が発生しており、今年最強の勢力で上陸の恐れがあると言われています。十分に注意が必要です。
労働組合では、各福祉事業団体と連携して、各種共済制度の加入促進活動を行っています。皆さんは「いざと言う時の備えは万全ですか?」。その一つとして、全労済の自然災害共済に加入されていますか?
各構成組織でも、各種共済制度が確立されていますが、ご自身がどんな共済に加入しているのか、もう一度確認する事が大切です。「共済活動」を考える時、労働組合として組織が一律で共済に加盟する事もしています。でも、万が一の時にそれだけで賄えるのか。ご自身で確認する事が大切です。
どうしても、共済とか保障と言う言葉を聞くと、見直すのが面倒だと考えがちですが、このように災害が多発しているときこそ面倒でも見直すべきです。不明な点がある時は、各組合や全労済各支所に問い合わせをして下さい。安心・安全な暮らしを確立するためにも、自らが見直すことから始めましょう。
連合茨城の今年度の活動も、10月30日に第26回定期大会を開催する準備に入りました。この1年間の活動の評価と課題を纏めながら、新年度に向けて新たな運動方針を確立するために、各構成組織の皆さんと十分な心合わせを図りながら、検討をして参ります。
5月14日に「会長の部屋」をスタートし、今回で3回目の投稿となりますが、これからも「連合茨城の活動を知って頂くために」、「全ての働く仲間への情報発信」に心掛けながら継続して参りますので、宜しくお願い致します。