新年明けましておめでとうございます。健やかな新春をお迎えになられた事とお慶び申し上げます。
旧年中は、連合茨城の各種取り組みに対します、ご理解とご協力を賜り心からの感謝と御礼を申し上げます。
本年も、定期大会で確認いただいた活動方針に沿って、連合茨城の活動の前進を期して参ります。引き続きましての、ご支援ご協力をよろしくお願いします。
始めに、1月1日に起きた石川県・能登半島を中心とした地震により甚大な被害が出ていることについて触れたいと思います。被災地域では、生活インフラが遮断され、不自由な生活を余儀なくされています。地震と津波による被害で尊い命も奪われました。心から哀悼の意を表します。被災された全ての皆様に心からお見舞いを申し上げます。
連合茨城としては、被災された皆様に寄り添いながら、私達に出来ることから取り組んでまいります。構成組織・組合員皆様のご支援ご協力をよろしくお願いします。
【政策・制度課題への対応について】
昨年は第20回統一地方選挙を始めとし、各級議会議員選挙に取り組んで参りました。それぞれの取り組みにおいて、連合茨城組織内候補者・推薦候補者に対するご支援ご協力をいただき、全ての選挙において当選を果たす事が出来ました。改めて、ご支援をいただいた、全ての皆様に感謝申し上げます。
昨年の臨時国会でも「政治と金」の問題が浮上し、与党の現職国会議員が逮捕されると言う事態に発展しました。国民の怒りと政治不信は極限に達しており、これらの徹底解明がなければ政治は信頼を取り戻せないと言っても過言でありません。現政権の支持率が低迷する中、自公政権に代わる政治を求める国民の声は日に日に高まっていますが、野党に対する期待に直結していないのも事実であります。
連合は、現与党に代わって働く者・生活者の立場で政権を担いうる政治勢力の結集に向けて、全力で取り組んで参ります。「政治に無関心でも、政治と無関係にはいられない。」この事を皆さんと共有し、これからの取り組みについても引き続きご支援ご協力をよろしくお願いいたします。
【心合わせを大切に邁進】
労働組合の最重要課題であります経済闘争、「2024春季生活闘争」の取り組みが本格的に始まります。連合は「未来づくり春闘」を掲げて3回目の取り組みとなります。経済成長や企業業績の後追いではなく、産業・企業・経済・社会の活力の原動力となる「人への投資」を起点として、ステージを変え経済の好循環を力強く回していくことを目ざしています。
「2024連合アクション」では「政策実現に向けたオール連合による共感型運動」として、政策・制度の実現、ジェンダー平等・真の多様性、フェアワークの推進、平和・人権、社会貢献の取り組みなど、構成組織・地方連合会・連合本部が一体となり、これまで以上に分かりやすく、共感の持てる表現・内容等を工夫し、すべての働く仲間や生活者とつながる「連合アクション」を政策と運動の両輪として積極的に展開することとしています。昨年は30年振りに高水準で賃上げが実現したと言われていますが、実質的にその効果がかすんでしまうほど、今も物価高が継続しています。持続的な賃上げが可能となるよう経済社会のステージ転換を図るためには、サプライチェーンにおける労務費を含む価格転嫁は必須であります。そのためにも「価格転嫁、価格交渉、環境整備」を強く訴えていきたいと思っています。
【平和なくして労働運動なし】
今もこの瞬間、世界では同じ空の下で戦禍に不安を抱えながら命をつないでいる人々が沢山います。その人々の安全を皆さんと共に祈りたいと思います。そして改めて「平和なくして労働運動なし」との思いを強く持ちたいと思います。
連合茨城としても構成組織・地域協議会との連携を図りながら、県内の全ての働く仲間の処遇改善に繋げられるよう努力すると共に、心合わせを大切にしていきたいと思います。
本年が加盟組織の更なる飛躍、発展と、働く仲間の皆様のご健勝とご多幸をお祈り申し上げますと共に、連合茨城に対します変わらぬご支援ご協力を賜ります様、心からお願い申し上げ新春のご挨拶とします。