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2020年11月6日金曜日

第28回定期大会を終えて~新しいスタートを~ 内山会長ブログ

  連合茨城は、10月29日(木)に第28回定期大会を開催し、
2020~2021年度の活動方針後期を確認し、新たなスタートを踏み出しました。

 この1年間は、新型コロナウィルス感染症と言う、目に見えない脅威にさらされ、社会全体に大きな混乱を招き、経済活動の制約・自粛の流れが強まることとなりました。景気も急激に悪化し、倒産に追い込まれる企業の増加や、採用の見送り、失業者の増加など、労働環境を取り巻く情勢にも厳しさを増す中で、国民の将来不安が一層強くなっています。

 新型コロナウィルス感染症の拡大によって、連合茨城の活動も影響を受け、本来掲げていた各種取り組みについても、見直しを余儀なくされるなど十分な活動が展開できずに、限られた活動に留まってしまいました。後半の取り組みにおいて、本来の活動に戻していく努力をしていきたいと考えております。

定期大会の挨拶では大きく4点について、申し上げました。


【地場共闘センターの充実】

 労働運動の最大の取り組みとして、働く者の生活維持・向上を目指し毎年展開される、春季生活闘争の取り組みです。 

 2020春季生活闘争は、新型コロナウィルス感染症拡大の影響から、労使交渉の在り方や、各種集会等の開催についても、見直しを余儀なくされ、難しい対応を強いられたと同時に、新型コロナウィルス感染症拡大が、企業業績やサプライチェーン全体への影響が懸念された中での取り組みとなりました。

 連合茨城としては、中小・地場組合の支援を目的として「地場共闘センター」を設置し、地域ミニマム運動の強化を重点課題と位置づけた取り組みを展開しました。賃金データの集約についても、60組合、33,031人のデータ集約が図れ、ご協力頂いた各組合に対して改めて感謝を申し上げたいと思います。

 次年度に向けて、「地場共闘センターの活動」「地域ミニマム運動」の一層の充実を図りながら、更に、賃金データの質の向上を図るためにも、賃金実態調査への一層のご協力をお願いしたいと思います。


【政治活動について】

 今年度も、各種選挙活動に取り組んで参りました。私達の生活を考えれば、労働条件の維持・向上は勿論ですが、税制・医療・教育・年金・福祉など、全てが政治によって決まっている事を考えれば、「政治に無関心でも、政治と無関係にいられない。」と言う事を、改めて、組合員の皆さんと共有しなければならないと思っています。

 9/16(水)に「立憲民主党」「国民民主党」が新たな形で結党され、県内においても、10/10(土)に「国民民主党茨城県総支部連合会」の設立大会が開催され、10/19(月)には「立憲民主党茨城県総支部連合会」が設立されました。

 衆議院議員の任期満了が、2021年10月21日であり、次期総選挙の実施時期については様々な報道もありますが、連合茨城としては、既に茨城5区の「浅野さとし」衆議院議員、茨城6区の「青山やまと」衆議院議員の推薦は確認しており、小選挙区での勝利を大命題として取り組んで参ります。

 来年3月には北茨城市議会議員選挙、9月には東海村長・茨城県知事の任期満了を迎えますので、東海村長選挙・茨城県知事選挙と続いて参ります。

今後も引き続き、構成組織のご意見を伺いながら、連合茨城として役割を果たすべく、努力をして参りますので、ご協力を賜りたいと思います。


【連合茨城の認知度を高めるために】

 これまでも、様々な機関会議の中で、連合茨城に集う組合員の皆さんも含めて、この茨城で働く仲間に、広く県民の皆さんに、「連合茨城を知ってもらう、認知度を高める」ための活動を、展開していきたいと言う事を申し上げてきました。

 特に、「コロナ禍」の中で明らかになったのは、様々な業種・業態の中で、働く仲間の労働環境の整備が行き届いてない事です。労使関係が無い職場で働く仲間の処遇や、雇用が脅かされている実態です。

 健全な労使関係にもとづいた取り組みが、労働者・企業・社会を豊かにしていくという、労使機能の重要性を、「働き方」を通じて、改めて社会に発信していくことが求められており、大変重要な事だと思っております。

 1人でも多くの働く仲間の皆さんに、連合茨城を知ってもらえるように、構成組織の皆さん、地域協議会の皆さんに、引き続きご協力を頂きながら、取り組みの強化を図って参りたいと思っておりますので、宜しくお願い致します。


【私たちが未来を変える。安心社会に向けて】

 連合茨城は、昨年「結成30周年」を迎えました。私達は新しい連合茨城の運動を、歴史を、創り上げ、正に、茨城のナショナルセンターとしての自覚を持って、構成組織・地域協議会との一層の連携を図り、すべての働く仲間を「まもり」「つなぐ」ための、集団的労使関係の追求と、社会に広がりのある運動の推進を第一義としながら、決して平坦な道のりではありません。いくつもの課題を乗り越えていかなければなりませんが、連合茨城加盟組織・組合員の皆さんとの、心合わせを大切にして参りたいと思っております。

 この茨城で「連合茨城の発信力」を更に高めて、労働運動を通じて、組合員の皆さんに、県内の全ての働く仲間の幸せと、それぞれの産業・企業の発展、地域の発展を求めて、地域に根差した顔の見える運動を、愚直に進めていきたいと思っております。

 今後とも連合茨城の活動へのご支援ご協力を賜りますようよろしくお願いします。